これでバッチリ!妊娠の仕組みまとめ
妊娠は赤ちゃんをお腹に抱える行為そのものですが、深く突き詰めていくと、ただ産んでそれでおしまいという簡単な話ではない事が分かると思います。
では実際、妊娠にはどのような危険と悩みが女性にやってくるのでしょうか?
ここではかつて赤ちゃんと約365日間、保育士として毎日関わり続けたことのある管理人の私が妊娠の仕組みとその悩みについて解説していきます。
妊娠は赤ちゃんと女性に、非常に高いリスクがありますがその分「妊娠して良かった。」と思える、人の幸せの一つでもあります。
- そもそも妊娠とは?
- 妊娠する流れ
- 妊娠する確率
- 妊娠しやすい時期
- 妊娠と安全日
- 妊娠適齢期
- 赤ちゃんの性別を選ぶ方法
- タバコの問題
- お酒の問題
- 感染症と母子胎内感染
- 妊娠中の身体に良い食べ物
- 妊娠中の身体に悪い食べ物
そもそも妊娠とは?
- 陣痛
- つわり
参考資料
答えを早く知りたい!という方向けに記事を作りました。
重要なポイントは抑えましたので、妊娠の悩みを簡単に解決したい方はこちらの記事を参照してみてください。
ここからは妊娠についての細かい悩みや疑問について、一つずつ解説していきます。
順序に沿って話しますが、目次を使って気になった所から見始めても構いません。
妊娠する流れ
性行為によって女性の膣に精子が射精される
↓
↓
受精卵が子宮の中央へ移動して根を張る(着床)
妊娠とは具体的に、着床が完了した時点の状態を指します。つまり妊娠するにはまず性行為が必要であり、その為パートナーとの話し合いが行われなければなりません。
世の中にはパートナーでも何でもないただの他人と性行為をして妊娠される方が居ますが、そのようにして産まれた赤ちゃんというのはどれだけ大切に扱われると言えるのでしょうか?
赤ちゃんを粗末に扱う親ほど身勝手な発言と行動がよく目立っています。ましてや自分のことさえも適当に扱う。
初めに私の方から申しておきますが、性行為をする相手とまともな会話も出来ないコミュ障なのであれば、初めから赤ちゃんなど産まないでください。赤ちゃんが可哀想で他なりません。
これはまともなパートナーを選ばなければならないという意味も含まれています。
「女は馬鹿だ。」とはよく言ったものですが、対する男にも同じくらい馬鹿はいます。
馬鹿な男と結婚して赤ちゃんを産むのではなく、頭の良い男と結婚して赤ちゃんを産まなければならないのです。その為にはまず自分自身の頭を良くする必要があります。
余談ですが、出来ちゃった婚なんてものは論外です。最低の親として認識してください。
赤ちゃんのことを考えるのであれば、妊娠というのは望まれて出来たものでなければいけないのです。
妊娠する確率
一ヶ月妊活した場合
20代:23%
30代:10%
40代:3.2〜8.3%
一年間妊活をした場合
20代:85〜90%
30代:72%
40代:65%
とは言え、「赤ちゃんが欲しいけどなかなか出来ない。」「排卵日付近でしてるけど、なんか義務感が湧いてあんまり楽しくない。」とストレスになるようでは本末転倒かと思われます。
妊娠する確率というのは、どうやら個人差があるのは確かなようです。
それは女性のカラダに病気があるからなのかもしれませんし、パートナーである男性の精子が衰えているからなのかもしれません。
不妊症の定義は、夫婦で妊活してから2年経過しても赤ちゃんを授からない状態のことを指します。
その場合すぐ会社を休んで信頼出来る産婦人科へ相談しに行くのが良いでしょう。妊娠のことで頭を悩ませるのであれば仕事なんて出来る筈がありません。
ちなみに妊娠以外の確率として、年齢上昇による染色体異常が発生する確率、流産する確率も比例して上がります。
妊娠は「妊娠したい!」と思った瞬間すぐに出来るものではありません。計画するのであれば、最低でも一年分のゆとりは確保しましょう。
40代になってから「妊娠出来ない。」というのは論外であり、間違いです。自身の覚悟の至らなさ、責任の無さを自覚してください。
妊娠しやすい時期
排卵の6日前:妊娠しない
排卵の1〜2日前:最も妊娠しやすい(特に2日前)
排卵日:妊娠する
排卵の翌日:妊娠しない
妊娠する為には精子と卵子が出会わなければなりませんが、精子と卵子には活動限界時間があるのをご存知でしょうか?
精子は約48時間活動が可能と言われてますが、対する卵子は24時間までしか活動できません。
つまり排卵してから性行為をするのと、排卵を待った状態で性行為をするのとでは妊娠する確率は異なると言う訳です。
このように排卵に合わせて妊活する方法をタイミング法と呼びます。
ちなみに申しておきますが、特定の日だけに性行為をして、いくら排卵を出待ち状態で「さあこれでお終い!」と放っておいても妊娠率はありません。
米国生殖医学会では妊娠する為の方法として、妊娠しやすい時期に1〜2日連続で性行為をすることを推奨しています。
ましてや、性行為の体位、性行為後に身体を休めることは妊娠に影響を及ぼさないことも。
妊活する上で赤ちゃんのことを考えることはとても大切ですが、その前にパートナーとの関係性をより良くしようと考えてみたらどうでしょうか?
パートナーのことをよそにして、赤ちゃんのことしか考えない冷え切った夫婦仲の所に、誰が産まれてきたいと思うのでしょう?生まれた赤ちゃんは不幸でしかなりません。
妊娠と安全日
結論.安全日は無い
逆に、パートナーのことを考えたいからと赤ちゃんを避ける夫婦、それ以外のお友だちも何かといると思われます。
赤ちゃんを避ける、つまり避妊する場合はコンドームであったりピルを使用すれば感染症も防げて一石二鳥になるのですが、都合によって避妊具を使用出来ないことがあるでしょう。
甘えた人はそのまま性行為をしようとします。同時に性に関して無知な馬鹿も、です。
まさか10代も過ぎた大人になってそのような方はいないと思われますが、ことに妊娠に関して100%避妊する方法というものは無い様です。
それは、たとえ避妊具を使用したとしても。
生命というのは不思議なもので、治らないはずの病気が治ったり産まれないと言われている60歳を超えてなお妊娠したりするということが世の中に結構あったりします。
そして、私が好きな漫画にこのような言葉がありました。
「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね」
生命は道具でも機械でもありません。生き物ですから、何だかんだ策を講じても最終的に妊娠するかしないかは当の本人が決めることではないでしょうか?
私たちに出来ることはその場を用意すること、性行為をする・しないをハッキリ決めることです。
この日は安全だから、この日は危険だからというのは無いのです。生命を扱うのだから。
妊娠適齢期
生理があるから妊娠出来る:間違い
閉経するまで妊娠出来る:間違い
妊娠は35歳までが基本:正解
妊娠しやすい時期で軽く触れましたが、妊娠には適齢期というものが存在します。
適齢期とはどういうことかと言うと、妊娠には年齢制限が設けられておりその枠から外れて無理矢理妊娠しようとすると、女性の身体はおろか産まれてくる赤ちゃんに多大なダメージを与えることを指します。
つまり、運良く受精出来たとしても年齢が過ぎているという理由だけで胎内で赤ちゃんが病気になったり死亡したりする確率が上昇すると言うのです。
これは女性の年齢だけでなく、男性の年齢も該当します。具体的に話すと、25歳が最高の精子だとすると35歳の精子はその半分しか力が無いとされる程です。
これが妊娠適齢期です。妊娠適齢期を知らないで「いつか妊娠したい。」「いつか赤ちゃんが欲しい。」と考えるのは愚かにも程があります。
本気で妊娠したいと思うのであれば、今すぐにでも妊娠に対する計画を立ててください。
赤ちゃんの性別を選ぶ方法
女の子を産む場合
- 野菜を中心とした食事を摂る
- 排卵日の3日、2日前に性行為をする
- サッパリした性行為をする
男の子を産む場合
- 肉、魚を中心とした食事を摂る
- 排卵日に性行為をする
- 快楽深い性行為をする
赤ちゃんの性別は受精する前の精子の種類で決定されます。
具体的にはX染色体とY染色体であり、X染色体を持った精子が受精すると女の子に、Y染色体を持った精子が受精すると男の子になります。
精子が卵子に辿り着くまではそれなりの労力が必要になりますが、膣内の環境を変えることでどちらかの精子を優位に立たせその結果、赤ちゃんの性別を選択出来ることが産婦人科などで実証されています。
このことを産み分けと呼びますが、もちろん100%選べると言う訳ではありません。精子にも意思があるでしょうから、あくまで「どちらかと言えば」の範囲にとどめておく必要があります。
産婦人科では、赤ちゃんの性別が分かったとしても簡単に夫婦へは教えないようになっています。
それは希望通りの赤ちゃんが生まれて来なかった場合、赤ちゃんを捨ててしまいかねない、妊娠を中断して赤ちゃんを殺してしまうことが十分に考えられるからです。
赤ちゃんの性別を選ぶ方法は産婦人科を頼りにするのが一番ですが、夫婦側でもそれなりの努力をすることは出来ます。
男の子が欲しい場合は、Y染色体が喜ぶアルカリ性を意識します。女性の膣は排卵日当日にアルカリ性が強くなるので、リン酸カルシウムを摂りながら排卵日に性行為をします(もちろんこの日だけ性行為をしても赤ちゃんは生まれません)。
女の子が欲しい場合、X染色体が喜ぶ酸性を意識します。排卵日付近は膣が酸性なので、野菜を摂りながら2日前に性行為をすると女の子が生まれてくる確率が上昇します。
とは言え、受精するタイミングは操作出来たものでもするものでもありません。ただでさえ妊娠すること自体が奇跡的なことなのに、赤ちゃんの性別が違うというだけで責任を放棄するのは人としてどうだろうかと思います。
性別を選びたい気持ちはあっても良いかもしれませんが、どうせならどちらの性別も愛してあげるのが親の在るべき姿ではないでしょうか?
タバコの問題
妊娠中にタバコを喫煙した場合のリスク
- 脳のダメージおよび発育遅延
- 低体重出生
- 流産
- 早産
- 胎盤早剥離
妊娠中にタバコを吸うと、どれだけ赤ちゃんに悪い影響を及ぼすのでしょうか?知らなかったでは済まされないことのように私は憤りを感じます。
妊娠するということは、妊娠した時点でその身体は女性だけのものではなくなります。
タバコが赤ちゃんにとって害であるのは言うまでもない常識です。もし害ではないと申すのであれば、人であることを辞めるべきです。赤ちゃんを産む資格も子育てをする資格もありません。胎盤が早く剥がれてしまった場合のことも考えているのでしょうか?
タバコと妊娠の関係性で特に意識するのはタバコの本数と言われています。非喫煙者の早産率は6%ですが、そこから日に5本以上吸うことで確率は7%、11%に上昇していきます。
ちなみに日に31本吸うと早産率は33%となり、いくら若い妊娠でも高齢出産より悲惨な妊娠になります。30代、40代からの妊娠だと更に酷いです。
これはあくまでも妊娠中の喫煙に対する話ですが、出産してからの喫煙リスクも当然のことながらあります。
ましてや受動喫煙でも影響がありますので、赤ちゃんを産む計画を考えた時点で禁煙は避けて通ることは出来ません。
もし、妊娠中に気付かず喫煙していたのであればその気付いた瞬間からタバコは捨ててくださいね。
お酒の問題
妊娠中にお酒を飲んだ場合のリスク
お酒もタバコ同様に多大な障害を与えます。特に考えなければならないのは、お酒による先天性疾患率の高さです。
妊娠には初期、中期など赤ちゃんと妊婦の経過を表すものが存在します。お酒はどの時期に飲んだのかで赤ちゃんに与える影響も変化するのです。
日本産婦人科医会によると、妊娠初期にお酒を飲んだ場合赤ちゃんの顔面は変形され、中後期にお酒を飲むと赤ちゃんの心が育たなくなることがわかっています。
これは妊娠初期に赤ちゃんの器官形成が行われていること、妊娠中後期には赤ちゃんの精神が作られているためです。
お酒は赤ちゃんにとって毒でしかないのです。
ちなみに、「これくらいならお酒を飲んでも大丈夫。」というラインは確立されていません。それは、たとえ0.1mg以下の少量のお酒であったとしても赤ちゃんにどれくらいの影響があるのかわかったものではないからです。もし赤ちゃんが死産にでもなった時、お酒を飲んでいたとしたら全く関係無いとでも言い切れるのでしょうか?
タバコと同じく、妊娠を計画した時点でお酒も禁酒します。赤ちゃんのことを考えられない親は人としての価値などありません。
感染症と母子胎内感染
- 母親の身体に感染症があると赤ちゃんに感染する
- 胎内で感染する病気は治らない
胎内で感染した場合のリスク
母親の身体を介して赤ちゃんにウイルスが行き渡ることを母子感染と呼びますが、母子感染には主に三種類あります。その内の一つが胎内感染(子宮内感染)です。
例えばHIVウイルスを母親が持っていた場合、ウイルスは赤ちゃんに感染します。その場合、赤ちゃんの免疫は破壊されるので中耳炎、口唇内カンジダ、下痢などが止まらなくなります。
とは言え、HIVに限った話をすれば最近は母親がHIVを患っていても妊娠・出産は可能になってきているようで、妊娠後も治療を入れると感染率0.5%以下に抑えられるくらい進歩してます。
ここで言いたいのは「じゃあHIVさえ感染しても妊娠は大丈夫なんだね!」ということでありません。医療が進んできているからこそ自分の身体に何が起きているのか、感染症を持っているのかいないのかを妊娠する前に知っておくことが当たり前になったと言いたいのです。医療を過信して自身の努力を怠るのは馬鹿が考えることですよ。
赤ちゃんが生まれた後、どうしてすぐに予防接種を受けるのかご存知でしょうか?
赤ちゃんが胎内にいる時は、基本的にこちらの手を施しようがないからです。赤ちゃんにワクチンを摂取させようにも、出来ないのが普通だからです。
その間に感染したウイルスというものは治らないのがほとんどになります。赤ちゃんの血液そのものに感染するのだから。ウイルスを取り除くということは赤ちゃんの血を全て入れ替えなければならないのです。とても人が行えることじゃありません。
つまり赤ちゃんの身体は母親の身体の一部とも考えられるのです。母親が病気だと赤ちゃんも病気になり、母親が馬鹿だと赤ちゃんも馬鹿になってしまうのです。
あなたは赤ちゃんを馬鹿にするつもりですか?
妊娠中の身体に良い食べ物
- 卵
- チーズ
- アーモンド、クルミ
- バナナ、オレンジジュース
- 小魚
- 納豆、豆腐
生まれた赤ちゃんが将来、食べ物を好き嫌いするかしないかは何が一番大切かご存知でしょうか?
それは、母親が好き嫌いをするかしないかです。
ここでは妊娠の話しかしませんが、赤ちゃんが胎内にいる時母親が何を食べるかは赤ちゃんの栄養に直結します。
更におもしろいことを話すと、生まれた赤ちゃんが好きになる食べ物というのは胎内にいた頃に食べたものが好きになるなんて話もあるようです。ですからニンジンが好きな子になって貰いたければ胎内の頃からニンジンをたくさん食べて、ピーマンが好きな子になって貰いたければピーマンをたくさん食べれば良いという訳です。
もちろん、そのような証明や根拠があるわけではありませんが最初に話した通り、赤ちゃんの好き嫌いは母親の好き嫌いです。これは間違いないと言っても良いれっきとした事実です。
納豆が嫌いな人が「納豆食べなさい。」と言ったところで誰が言うことを聞くというのでしょうか?
ピーマンをおいしそうに食べる姿も見せない親を、誰が「ピーマン食べてみよう。」なんて思うのでしょうか?
ましてや好き嫌いを棚に上げて、好きな物しか食べない赤ちゃんを見て何とも思わない親も馬鹿です。
本当に赤ちゃんのことを考えているのでしょうか?
妊娠中の身体に悪い食べ物
- 大きい魚、刺身、寿司
- 生卵
- 生肉
- コーヒー(日に2〜3杯以上)
- お茶
- ソーダ
参考資料
妊娠中の身体に良い食べ物があれば悪い食べ物もあります。
基本的には食べ物もそうですが、もう一つ注意しなければならないのが食べ方です。
例えばマクドナルドのハンバーガーやポテトが好きだからと言って、日に3食全てマクドナルドで済ませるのはいかがなものでしょうか?偏った食事が原因で顔面奇形、精神遅滞になったとしたらどうするのでしょうか?
つまり、ここで言いたいのはバランスです。
先程は身体に良い食べ物を紹介しましたが、だからといってそれらばかり食べるのも必ず赤ちゃんに良い影響をもたらすとは言えません。
ましてや妊娠糖尿病になってしまっては本末転倒ですから、私からのお勧めとして日本食を挙げます。
日本食は栄養もバランスもほとんど完成されているので食事の仕方、摂り方に隙がありません。
最近の話ですが、なんとご飯が食べられない赤ちゃんがいます。親がハンバーガーやポテトチップス、食パンにカップラーメンにパスタ、ピザにジュースなど味の濃い西洋かぶれのクソ餓鬼みたいな食生活をしているからでしょうか?
親の食事のことなど否定するつもりはありませんが、赤ちゃんのことを考えると到底信じられません。